雲上の宿に泊まる事が憧れだった。
スイスのような山の山頂の景色が大好き。
でも 登山なんていえるほどの体力もなく 最低限の雨具やズックしかない。
だから 諦めていた雲上の宿。

それは厳しい中、登山をして頑張った人だけのご褒美に違いない。
そんな想いの中、1枚の宿の表紙に眼がとまった・・・・。

そこはスイスでもなく・・・・ 日本の中。
しかも その宿は駅から1分と書かれている。
そんなところがあるのだろうか? 

でも その1軒の宿は何か予感がした。
何かに出逢える予感がした・・・・・・。

すぐさま宿に予約をとり アクセスを考え旅のしたくをした。
そうとなれば行動は早い。 だって新幹線で長野なんて東京から1時間強でいける。
数日後の朝、8時前。 私は長野駅に立っていた。

抑えきれない衝動と期待を胸に・・・・・。
長野駅からは バスで扇沢へ向かう。 バスはどんどん山の中・・・・・。
睡眠不足などどこかへすっ飛び 乗るもの乗るものに子供に戻ったようにワクワク。

知らなかったよ・・・・ トロリーバスなんて・・・・・・。
何から何まで新鮮なんだ。 だってバスって言ったって 上にはアンテナみたく繋がっているし
トンネルの中、 冷たい冷気が隙間から入り込んで いったいどんなところに着くのか全然見えないんだから。

そのうち長野県を越え、富山県に突入。
地上にあがると そこには黒部ダム。 大きな青空の下 新鮮な空気とまだ見ぬ山頂の向こう側。



昔 石原裕次郎が主演した「黒部の太陽」という映画があるそうだ。
黒部ダムをつくるにあたって、大破砕帯にぶつかった大町トンネル建設の物語で大ヒットした映画らしいのだけど
その際に大勢の人が犠牲の上でこのダムとトンネルが出来上がったらしい。
どうりでトンネル内は ものすごい冷気を感じた。

そこからダムを眺めながらロープウェイの駅まで歩く。
ロープウェイからの景色は絶景・・・。 まだ 紅葉には早く あと1週間もしたらきっと紅葉が始まるだろう景色。
高所恐怖症の私はなるべく後ろを振り向かず・・・・ だって 支柱もない1本のロープにつられてるだけ。

見えるかなぁ・・・・。 大自然の中に ちっさなロープウェイ。
本当に怖かった・・・・。 

黒部平の駅について一休み。 冷たいりんごを1つ買った。
これがとっても冷えていて 甘酸っぱくておいしく心にしみた。




それからまたケーブルカーに乗って目的地の室堂に向かう。
いよいよ夢にみた雲上の世界へ・・・・。

でもその前に・・・・・。

「室堂」駅についてそのままつながっている雲上の宿へチェックイン。
ホテルでランチをいただく。

期待を胸に 窓からちらりとだけ見える風景・・・・。

      はやる気持ちを抑え もうランチどころじゃないけど ここのオムライス
       とろとろ卵で美味しかった。


NEXT